志村喬の演技が素晴らしい。
珍しく三船があまり目立っていなかった。
旅先で出会った、芸術家の男と音楽家の女性。
それをたまたま目撃した官能雑誌の記者が二人の写真を撮り、雑誌に掲載した。
それが、美…
分かりやすく端的に言えば事実を歪曲し嘘で塗り固めた下劣な週刊誌の餌食となる、若き画家と人気歌手が出版社とスキャンダルの是非を裁判によって争うと言う物語
しかし本題の主役は男女の代理人となる落魄れた…
いわゆる東宝争議で、東宝での映画製作を断念し、松竹に鞍替えした黒澤明の社会派ドラマ。
現代のマスコミやジャーナリズムを鑑みても全然古臭くない、むし新鮮さすら感じる非常に優れた良作であると。
ヒロ…
黒澤✖️三船コンビにおける1950年の作品。
まさか70年以上も前から文春砲が炸裂していたとは知らなんだ。
ベランダで撮られるところとか、某女子アナと某芸人を思わせ、ちょっと面白い笑
大型バイク…
いわゆる「熱愛記事」というものの馬鹿馬鹿しさ、マスコミへの痛烈な批判に満ちた佳作だが、物語の緩急が弱く黒澤らしいスペクタクルを感じない。テンポ良く展開するものの裁判モノとしては軽快過ぎるか。志村喬の…
>>続きを読む黒澤明が次に医者刑事の次に仕掛けるのは裁判劇
志村喬の演技が凄かった。今までのどの作品とも違う演じ方と喋り方をしていて、主人公たちの弁護士になるのだが裏切るシーンはとても虚しく悲しそうな表情をして…
題材の割にはそこまでシリアスではなく、ホークスのコメディみたいな軽快なトーン。スキャンダル云々の話から完全に志村喬演じる老弁護士のエピソードにシフトしていくあたりもスクリューボール。この頃は千石規子…
>>続きを読む事実無根のスキャンダルをでっち上げられた三船敏郎と山口淑子、雑誌社を訴えるために雇った貧乏弁護士が志村喬。
主役は志村喬だが貧乏なうえ、結核の娘を抱え苦労が絶えないこともあり、雑誌社からの裏切りの誘…
黒澤明監督の法廷劇です。通算10作品目、三船敏郎と志村喬のコンビでは4作品目となります。テーマは「弱きモノとして善く生きる」でしょうか。
これまで『酔いどれ天使』(1948年)を除いて三船敏郎の魅…
松竹株式会社