ダグラス・サークの虜になってしまった。
何がいいって、見ていてずーっと胸がドキドキして鼓動がバクバクして眉毛はハの字になって瞳はウルウル・・・するほどに世界観に没頭しサークの紡ぎ出す「映画」にのめ…
ウィリアム・フォークナー原作、監督ダグラス・サーク。
舞台は大恐慌時代。戦争の英雄だったパイロット(ロバート・スタック)も今は落ちぶれ、危険なスタント飛行ショーを行う一座の旅芸人に身をやつしている。…
ラスト、本を渡して飛び上がる飛行機を見送るロック・ハドソンで号泣。
「白黒のサークかよ、気が乗らねえ」と思ったことを猛省。
白黒になったことでかえって室内美術や構図の巧みさが際立っているようにも見…
何から何まで画として、素晴らしいものでした。
とんでもなく暗い話であるし、戦争が介在する中で、それぞれの深い悲しみが画面を通して伝わってくる。女を巡る話としては、展開を非常に上手く行っている。
鏡を…
これまで観たサーク映画の中では最も陰鬱なトーン。
飛ぶ事に取り憑かれたパイロットとその妻、盟友である整備士、その様を取材しながら妻に惹かれていく新聞記者、といった登場人物達は皆心理的に孤独を抱えてお…