サタジット・レイの「詩聖タゴール」の次の作品。レイの凄さは、オプー三部作と「詩聖タゴール」までで、本作からは作品的には落ちている。本作はインドの女性の地位への切り込みが甘い。共稼ぎ夫婦の悲哀。夫の立…
>>続きを読む巨匠サタジット・レイ監督が描く女性進出映画。家族や夫に猛反対されながらも職に就く話なのだが、60年代インド映画でここまで真の意味でフェミニズムを描いてることに驚き。女性は強い!的な押し付けがましい女…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
息苦しくなるくらいリアルというか、現代の日本にも通じるものがある。女性が働く上でぶつかる壁だったり、失業の厳しい現実だったり。でも夫婦で手を取り合って前に進むラストはよかった。公開当時同じような状況…
>>続きを読む【セールスレディはサリーを靡かせ】
特集上映「シーズン・オブ・レイ」にて。
1963年作ですが、1953年のインドが舞台の、労働者お悩み物語。大卒銀行員でも生活厳しく、奥さん仕事に出たいが旧世代…
女性の社会進出に焦点を当てたフェミニズムな傑作。基本は男が働いて、女は家事に勤しむという固定観念を打ち破ったインド映画で当時どのような反響があったのか気になる。現代にも通底する問題として女性に対して…
>>続きを読むみんな欠点抱えつつも基本的には善良で、説教臭くなるかと思いきやギリギリ絶妙なところで嫌味がなかった。大して希望も見出せないエンディングだが、そこで止めてしまうところに誠実さを感じる。
女性が働くこと…
今となっては歴史考証お勉強映画の側面が強すぎて楽しめない。夫が人格者すぎていい話になりすぎて楽しめないのは自分の性格の曲がり具合故だから仕方がない。
教師にだけはなりたくないと思ってたけど、その理由…
歌って踊る娯楽作のイメージが強いインド映画だけど、1950年代にも娯楽要素を排した芸術映画が少数だけど存在していた。
この映画はまさにそれ。
松岡環さんの日本におけるインド映画の受け入れの歴史研究…