ロベレ将軍に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ロベレ将軍』に投稿された感想・評価

けい
4.0
影武者より先だけど、ロッセリーニ版影武者と言うべきか

ヨーロッパ一九五一年と同じく、凄く印象的な階段の使い方、今度は上がっていくのね

詐欺でナチスに捕まった小悪党が、レジスタンスのカリスマ的存在であり、すでに殺害してしまった“ロベレ将軍”になりすまして政治犯の監獄に収監される。監獄で秘密裏に流れてくるレジスタンスの情報をナチに流す…

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Omizu
3.7

【第20回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『無防備都市』ロベルト・ロッセリーニ監督、ヴィットリオ・デ・シーカ主演の戦争ドラマ。実話に基づくインドロ・モンタネッリの小説を原作としている。ヴェネツィア映…

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4.0

或る正当性は、或る不当性。

矛盾と不条理に満ちた人間の尊厳を奪う狂った世界の中で、常軌を逸し仄かな明窓を求め滑稽に迷走する喜劇。

地位も名誉も階級も空虚なものだと知ったとき、人間は朱に交われば赤…

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ロッセリーニ「インディア」の次の作品。本作が、悲劇なのにユーモアをたたえているのは、偽ロべレのデ・シーカがたたえている個性にある。そこから生じる強靭性が感動を呼び起こす。

戦争でどちらにも武器を売って儲けているような連中がいる。そういう輩に道徳心が芽生えた瞬間を描いているような作品でした。

時代や設定を変えて、今でもよくあるタイプのテーマです。悪党が何かをきっかけに…

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tomoko
3.9
小悪党が戦争の残酷さを知り、自分の考えを改める。

主人公は最後に本当の意味で将軍になれたと思った。
3.8

このレビューはネタバレを含みます

一見、礼儀正しく紳士然とした主人公は、ギャンブル中毒で、ギャンブルの金欲しさに言葉巧みに人を騙す詐欺師。その生き生きとして目を輝かさて人を騙す様は虫唾が走る。そんな彼もヘマをしてナチスに捕まってしま…

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昨日途中まで観て、残りを朝の仕事前に観終わった次第です。
同じネオレアリズモ作家と言う枠組ながら、恐らく作家としての経路は全く違うデ・シーカとロッセリーニ最初で最後の協働を謳っているが、デ・シーカは…

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「ロベレ将軍」

第20回ベネチア国際映画祭にて金獅子賞を受賞作品。

本作はムッソリーニの失脚によりファシスト政権が崩壊し、ナチス占領下に置かれたイタリアが舞台となっています。詐欺で逮捕された男が…

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