詐欺でナチスに捕まった小悪党が、レジスタンスのカリスマ的存在であり、すでに殺害してしまった“ロベレ将軍”になりすまして政治犯の監獄に収監される。監獄で秘密裏に流れてくるレジスタンスの情報をナチに流す…
>>続きを読む【第20回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
『無防備都市』ロベルト・ロッセリーニ監督、ヴィットリオ・デ・シーカ主演の戦争ドラマ。実話に基づくインドロ・モンタネッリの小説を原作としている。ヴェネツィア映…
或る正当性は、或る不当性。
矛盾と不条理に満ちた人間の尊厳を奪う狂った世界の中で、常軌を逸し仄かな明窓を求め滑稽に迷走する喜劇。
地位も名誉も階級も空虚なものだと知ったとき、人間は朱に交われば赤…
戦争でどちらにも武器を売って儲けているような連中がいる。そういう輩に道徳心が芽生えた瞬間を描いているような作品でした。
時代や設定を変えて、今でもよくあるタイプのテーマです。悪党が何かをきっかけに…
このレビューはネタバレを含みます
一見、礼儀正しく紳士然とした主人公は、ギャンブル中毒で、ギャンブルの金欲しさに言葉巧みに人を騙す詐欺師。その生き生きとして目を輝かさて人を騙す様は虫唾が走る。そんな彼もヘマをしてナチスに捕まってしま…
>>続きを読む昨日途中まで観て、残りを朝の仕事前に観終わった次第です。
同じネオレアリズモ作家と言う枠組ながら、恐らく作家としての経路は全く違うデ・シーカとロッセリーニ最初で最後の協働を謳っているが、デ・シーカは…
「ロベレ将軍」
第20回ベネチア国際映画祭にて金獅子賞を受賞作品。
本作はムッソリーニの失脚によりファシスト政権が崩壊し、ナチス占領下に置かれたイタリアが舞台となっています。詐欺で逮捕された男が…