炎上に投稿された感想・評価 - 8ページ目

『炎上』に投稿された感想・評価

saw13

saw13の感想・評価

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原作「金閣寺」の肝はやはり主人公の偏執的な述懐にあると思うので、それが省略されて映像化されているとなると完全に別物。実際に、主人公が金閣を焼くに至った心理の遷移がひどく凡庸なものになってしまったよう…

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金閣寺放火の実話を元にした三島由紀夫の小説『金閣寺』が原作。若い修行僧(溝口)の心理が細やかに描かれていて、自身の聖域だった憧れの寺に火を放ってしまう実話に近い作品です。

ハンディ(吃音)のせいで…

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吃音を持つ自分が愛する人を、現世の薄汚れた他人に奪われ、ボロボロにされるくらいなら、いっそ殺してしまえ!
それは、魂の澱んだ、坊主、母、障害者、売春婦、妾、女学生達へのアンチテーゼなのだ!

しかし…

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三島由紀夫の『金閣寺』の実写化映画。
驟閣の美しさ、またその美しさを真に理解している矜持だけが生きる上での心の拠り所だったにも関わらず、そんな唯一無二の美を金儲けに利用しようとする大人たちや、吃りと…

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さくら

さくらの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『金閣寺』で卒論を書いてるので参考に観てみたけど、結末がかなり改変されててびっくりした。溝口が金閣を燃やしたのは疎外感から脱出するためで、死なせたら放火の意味がない気がするけどな。詰め込み気味なせい…

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ねくろ

ねくろの感想・評価

4.0

なんとなく見直したくなりBlu-rayで再鑑賞。
吃り、親との確執、住職への憤りを父から世界一美しいと教えられた驟閣寺の放火で浄化する

モノクロがとても綺麗で特に崖に立つ雷蔵と海の対比がなんとも言…

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改めて、鑑賞してみて、わかったことがある。溝口吾一(市川雷蔵)は『分裂症』気味だと警察関係が判断した。
今流にいって、精神疾患であるが、それに、どもり(映画の中で使われている言葉、2021年では吃音…

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1950年に実際に起きた"金閣寺放火事件"を題材にした、三島由紀夫の小説「金閣寺」を市川崑監督が映画化。
京都双円寺の修行僧・溝口吾一は、国宝に放火した疑いで警察に取り調べを受ける。彼は一言も語らず…

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GT

GTの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 文豪三島由紀夫が執筆した「金閣寺」の映画化。原作は読了済みだが…(しかも二回ほど)。
 非常に緻密かつ難解な心理描写が圧巻の原作であるがその内面を映画化するのは非常に困難なためか、大筋は原作通りな…

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砂米

砂米の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

面白かったし意義のある映画だった。原作の三島の金閣寺をずっと積読してるので読まなくては。

無差別殺傷を起こして加害者が自殺する事件は、犯人は孤独な境遇が多いらしい。
死ぬなら勝手に一人でやってほし…

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