巨人と玩具の作品情報・感想・評価

巨人と玩具1958年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

ジャンル:

4.0

『巨人と玩具』に投稿された感想・評価

4.0
945件のレビュー

原題『巨人と玩具』 (1958)

監督 : 増村保造
脚本 : 白坂依志夫
撮影 : 村井博
編集 : 中静達治
音楽 : 塚原晢夫
出演 : 川口浩、高松英郎、野添ひとみ、他

現代のマスコミ社…

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似太郎

似太郎の感想・評価

4.4

【会社イノチ🤖】

日本映画界のモダニスト、増村保造の本領が発揮された一作。広告やプロパガンダに踊らされて消費に奔走する大衆のバカさ加減が良く出ている社会風刺映画。

内容は、現代にも通じる貧困層の…

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監督デビュー作「くちづけ」と同じ川口浩+野添ひとみで描く、高度成長モーレツ会社員哀歌。
下町の、元気だけが取り柄の冴えない娘からどんどんスターダムにのし上がる野添ひとみの溌剌さ、芯の強さ。菓子会社の…

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時代の記録としての映画。

増村のなかでもベストに入りますよ。人間を深く描くのではなく、表象的に出来事を描いているのみなのですが、当時のというか日本がずっと抱えている資本主義社会の滑稽さを描いてます。宣伝課長が加速しまくって血…

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「最高殊勲夫人」と制作年度は僅か一年の違いで
こっちが先。
一時的不況から岩戸景気に乗り始めた慌ただしい時節。
増村保造監督の才気が迸りエネルギッシュ極まりない。
芥川賞を取る前の開高健原作。

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砂場

砂場の感想・評価

4.5

「シンゴジラ」では異常なまでの早口セリフ、早いカット割が従来の映画の常識を超えるエネルギーを与えていた。このスピード感は庵野さんの好きな市川崑由来とも言われている。

ところで異常なまでの早口セリフ…

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記録
開高健の原作を元に、高度経済成長期の日本を舞台にキャラメル会社の広告競争で、企業、広告宣伝の非人間性、滅私奉公するサラリーマンを描き、社会に対する強い不満、怒りがある作品だ。
odyss

odyssの感想・評価

3.8

【チョコじゃなくキャラメルを売る】

(以下は8年前に書いたレビューです。)

BS録画にて。

昭和30年代前半の日本を舞台に、キャラメルを売ろうとする会社三社が鼎立し、猛烈な販売合戦を繰り広げる…

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みんな資本主義のおもちゃだ。
先に幸せは見えないが、それでも狂って狂って進むしかない!押しかける大衆の声、街の明るいネオンさえも狂気的に見える。どの時代でも変わらないんだなぁ。
切れたライターカチカ…

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