「今何時?」
「ん?8時10分前」
「8時10分前って言うと7時50分!?」
「そうそう」
冒頭のシーンの一箇所にこんな台詞が出てくる。
話を進める効率だけを考えれば明らかに遠回りなやり取りだ。
…
吉田秋生原作。けれど、まだ吉田秋生を知らない小学生の頃、私はこの作品に惹きつけられてしょうがなかった。出演者一人一人に血が通っていたが、特につみきみほ演じる杉山の眼差しに恋をした。何度も繰り返して見…
>>続きを読む心を撃ち抜かれたー!!
こんな最高の映画を今まで観たことがなかったなんて…という気持ち。
10代の頃に観てたらしばらく夜も眠れなくなってたと思う。
脚本、カメラ、キャスティング、お芝居、編集、音楽、…
毎年、春になると見たくなる、中原俊監督の最高傑作です。2008年のリメーク版が新人タレントを売り出すための作品となって大失敗していることも、この映画の凄さを際立たせています。女子高の創立記念日に毎年…
>>続きを読む今のところ邦画で一番好きかも。部長と杉山さんの関係がもう見てるだけで切ない。音楽の使い方が印象的。乃木坂の「あの日、僕は咄嗟に嘘をついた」の元ネタになってるのは乃木坂ファンなら知っとるでしょうが、ど…
>>続きを読む「毎年同じ様に過ごす先生は来年来年って言うけど、先輩たちには今年しか無くて、私たちには来年しか無いんですよ」毎年同じ様に咲く桜だが、咲く時期は勿論、大きさや色の濃淡も少しずつ異なっている。どんな咲き…
>>続きを読む志村貴子を通じてもう既に観ていた気がする。それはたとえば言い淀みがそのまま句読点と溶け合ったモノローグであったり、写真が重要なモチーフとして扱われていたり、そもそも写真を撮るという行為によって現れる…
>>続きを読むこの映画、超名作なのに知名度がいまいちないのが悔しいし、惜しい。
舞台を映画にしたような、セリフまわし。
登場人物の揺れ動く感情。
アリゲーター。
つみきみほの、「どういう意味?って、言葉通りの…