シャブロルのデビュー作ということで男同士の友情を描いた作品で、十八番のサスペンス作風がまだ確立していない頃だというのに、物語として既に完成されている。ストーリーとしては特に珍しいものでもないのだがな…
>>続きを読むシャブロル監督の母方の実家があるクルーズ県サルダンの田舎町。豊かな自然と西洋の古風な家々。この美しいロケーションの素晴らしさだけでも終始感嘆。そしてカメラワーク、編集、若き映像作家の才能が躍動する。…
>>続きを読むパリの煌びやかな街なんか出てこない、閉鎖的な冬の田舎町。田舎の絶望をまざまざと見せつけられる。こうして始まったヌーヴェルヴァーグ。雪の積もる道を酩酊状態で引きづられるセルジュの命を危ぶんだ。あれで起…
>>続きを読む田舎はあらゆる境界が地続きになる場所なのか、というよりは田舎に限らず全ての境界はあるようでないものなのだという気づき。
子どもから大人になるのとか、田舎者とパリジャンとかは多分、意識とかの問題で何か…
クロード・シャブロル監督のデビュー作。ヌーベル・バーグの長編第一号とされる。
後のシャブロル監督の犯罪モノとは違う、ナイーブな青春映画だった。
【物語】
パリジャンのフランソワは病気療養のため故…
フランス映画史的には重要な映画なのかもしれないけど残念ながら全然面白くない。貧乏くさくてシケた物語で登場人物たちの行動にも全く感情移入できなかった。
娯楽性全くなくて辛い。この作品の魅力は僕にはわか…
その行為はちっとも美しくないのに、タイトルは「美しきセルジュ」。
いい題だわ。
寒々とした地方の風景で、アル中で自暴自棄のせるじゅをすくおうとするブリアリの姿が美しい。
シャブロル監督は妻の遺産30…