讃歌の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

『讃歌』に投稿された感想・評価

盲目の師匠と丁稚の他人には入れない二人だけの特別な関係。

同じ障害でしか共有できない価値観は美しいかもしれないけど綺麗事ではある。

語り部の乙羽信子の老けメイク&白塗りに笑う。

やり投げの比喩…

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拘泥

拘泥の感想・評価

3.9

神たる女を抱く。その主従関係を炙るどすけべフェティシズム文学。
子は彼女の子ではなく、糞は彼女の糞であった点がとてもとてもよろしい。家族としてではなく彼の女としての彼女なのである。

目が背後に出る…

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kakaka

kakakaの感想・評価

5.0

谷崎潤一郎の著書「春琴抄」を映像化した本作。
「原作小説の映画化とは、単なる再現映像ではない」という言葉を最近ラジオで耳にして、深く感銘を受けたが、なるほど本作も見事なアレンジの効いた映画だ。
まず…

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何度も映像化されてる
谷潤センセの原作『春琴抄』。
今作はそのうちの一本。

新藤監督から乙羽信子への
インタビュー形式で、物語が
回顧されていく。
監督、何で血ィ吐いてんの?

原作未読なので偉そ…

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ずいぶん前に読んだ原作にはもっとじっとりと偏執的な印象を持っていたので些かあっさりしているように感じた。逆に直接的な行為の場面は無くてもよかったかな。白塗りVS血糊の夫婦にらめっこは笑えた。

DVDにて鑑賞。

春琴抄が原作で、新藤監督の世界観が炸裂した本作は、盲目の少女を軸にSとMによる愛とエロティシズムを日本の作風らしく描いている文学的芸術映画の傑作。
映像のコントラストから音楽まで…

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Haman

Hamanの感想・評価

4.4

漱石の「こころ」にあった、本当の愛は宗教心とそう違ったものでない、というやつ。
だいたいこういう文学の映画化というのは釈然としない不明瞭なものが多いが、殊これに関しては原作をきちんと且つ肉々しく浮か…

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otom

otomの感想・評価

4.3

久々の鑑賞。新藤兼人監督の描く春琴抄。1970年代の新藤作品にチョイチョイ登場する渡辺督子さんでありますが、この作品の美しさは際立っており、百恵ちゃんでも敵わない。生活感ありまくりの実に生々しい主従…

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谷崎潤一郎の「春琴抄」を映画化。この作品は幾度も映画化されていますね。昔女中をしていた婆さんに、インタビューに訪れる作家が回想するという構成。

筝者としての才がある盲目の少女とその専属丁稚。気まま…

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馮美梅

馮美梅の感想・評価

3.0

偶然、CSで放送されていたのを何も分からず観ました。

新藤兼人監督ご自身も聞き手として出演されていますし、主人公の2人の事を話すお手伝い役の乙羽信子の表現力のすごさに改めて圧倒されたというか…。

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