このレビューはネタバレを含みます
本作は公開が1960年、成瀬巳喜男55歳の時の作品であります。この年は『女が階段を上る時』含めて4本公開していますから、凄いエネルギーですね。
オープニングは懐かしいTOHOスコープのクレジット。…
だいたい東京物語と同じような。しかし東京物語よりもっと大胆に日本人の卑しさを露呈させた、お金絡みのネチネチとした残酷的なストーリーだ。特に子供と、春子って女が怖い。罪悪感もなく本音をぶちまけることで…
>>続きを読む東宝35周年記念作品として、成瀬巳喜男監督によって製作された1960年の日本映画
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第4の巨匠・成瀬巳喜男のカラー作品。この時代のカラー・フィルムは味がある。いまはデジタルで鮮明にありのままが映…
<あらすじ>
東京・山の手に住む、とある中流の家族。一見何不自由ない生活ではあるが、ことお金の問題に関しては家族の皆がシビアに接してしまい、やがてはそれがもとで家族の絆に亀裂が生じてしまう………