東宝35周年記念作品として、成瀬巳喜男監督によって製作された1960年の日本映画
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第4の巨匠・成瀬巳喜男のカラー作品。この時代のカラー・フィルムは味がある。いまはデジタルで鮮明にありのままが映…
<あらすじ>
東京・山の手に住む、とある中流の家族。一見何不自由ない生活ではあるが、ことお金の問題に関しては家族の皆がシビアに接してしまい、やがてはそれがもとで家族の絆に亀裂が生じてしまう………
(男に)愛される娘・妻・母
(男に)愛されない娘・妻・母
男性主体のこのような形態の中で家族に生きる女性たち。何も起こらない平和な家族(会話主体でこれも面白い)が描かれていると思ったら途中でガラッと…
兄弟は最初の他人というが親子も似たようなもんだなってセリフが残ってる。
自宅8ミリ上映会の楽しさ。
上原謙の借金がバレた後の家族会議のえげつなさ。
嫌味をいう杉村春子が存在感あるなぁと。
成瀬の中で…
成瀬巳喜男の映画は結構騒がしいんだな。登場人物も多く、加えてみなさん饒舌なのでありました。家族の人数の多さはノスタルジアを喚起させる。今では母と子ども5人とその配偶者、孫も加えた大家族自体が珍しいも…
>>続きを読むオールスターキャストが豪華でそれだけで楽しいし見る価値がある作品。
仲代達矢と原節子のエピソードは切な過ぎる。デコちゃんがもっと活躍すればなあ。深刻な話の途中におせんべいをバリバリと食べる団令子は最…
タイトル通り娘と妻と母の同一時間軸モンタージュが多用されたオールスター女優による東京物語の変奏。原の仲代の前でみせる笑顔から我に返る瞬間の表情、高峰の老人ホームからの封筒を受け取った後の表情、杉村の…
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