このレビューはネタバレを含みます
信州の韋駄天の斑平が人知れず剣を学び召し出され、乱心の藩主を巡る内紛に巻き込まれるお話。いくらなんでも馬と張り合うとはやりすぎな気が。
花壇を荒らされたとき、なぜ斑平は怒らなかったのか?負け犬根性…
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犬っこな訳ないやろ、小学生か近所の連中は。
駿足。花造りの特殊技能に加えて居合の技能を習得した斑平。
そんな能力を持っていても孤独なまま。
なんか悲しいお話。ラストは続編を匂わすけど続きは作られ…
ぬらりと流れる光によって艶めかしく撮られる刀、幻想的ですらあるラストの花畑での死闘、蒼ざめてものがなしさを湛えた雷蔵の雰囲気も合わせ、物凄く美しい。
いや、『ゴースト・オブ・ツシマ』をプレイしてて…
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素顔の雷蔵さん(のように見える)が見られてすっごい期待しちゃったけど、眠狂四郎といい勝負の犬の子出自はともかく、花を作る男って設定面白いし、こんなにデカデカしたクローズアップ多用する時代劇って見たこ…
>>続きを読む三隅研次の時代劇ってあまりにも洗練されている印象があるだけに、この映画のあらゆる場面に出てきた謎の虚無僧が終盤であっさり斬り殺されて、特に何の役割もないただ単に意味ありげなだけの人物であったことが発…
>>続きを読む○ '64 11/4〜公開
配給: 大映
ワイド(シネスコ)
モノラル
シリーズ第3作(剣三部作)
同時上映:
「掏摸 」
●'00 3/15〜17
『RAIZO2000('99 12/〜'…
剣三部作の3本目。現代劇であった前作『剣』を挟んで今回は時代劇に戻る。
まず、犬の顔のドアップが全面にアピールされたオープニングでみんな面食らうと思う。
今回の市川雷蔵は犬子と蔑まれながら育った…
三隅研次監督作品。
藩主正信の母まきの方の侍女だったおきんを母に持つ市川雷蔵演じる斑平は、父親不明の状態であるため犬っ子と呼ばれていた。成長した斑平は花造りの才能を発揮し、登城を許されるが・・・とい…
市川雷蔵とヒロインが山で遊ぶシーン、
山の景色に対して「ここを花で埋め尽くしたい」という脳内の花畑イメージが
ディゾルブするシーンの途方も無さが雷蔵の純朴さをよく表しているけれど、後半で本当に花畑に…