おおっと、実はコレ、これまで見た小津作品および田中絹代の中で、ベスト好きかも。小津は人情ものよりこういうハードボイルドの方がハイカラで好みだし、ずっと洋装な絹代たんがいかに役の振り幅広いか驚き。こう…
>>続きを読む蓮實重彦「監督 小津安二郎」を読み始めたので、積極的に未鑑賞の小津作品を観ていきます。
「豆腐屋にトンカツを作れというのは無理だよ」という小津安二郎の言葉に反して、豆腐とトンカツの二項対立が消滅…
【飛びついてこい!】
小津安二郎監督のノワール調の1933年のサイレント作品。
〈あらすじ〉
タイピストの時子は社長令息から高価な指輪を贈られるが、彼女には他に恋人があった。街のチンピラを取り仕…
小津のサイレント作品。
ホークスの「暗黒街の顔役」の翌年製作で、暗黒街の香りが漂うがやはり小津っぽい温かみ。
田中絹代がもう。童顔のようで時折おばあちゃん顔に見えたり、垢抜けない素朴さと貫禄が入…
小津安二郎監督のダンディズムな作品系列で、「朗らかに歩め」に連なる与太者が、聖女に翻弄された様に回心して行くストーリーだが、何故か親友清水宏の同年「港の日本娘」と同様毛糸の玉が鍵になっている気がする…
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