ブレッソンの遺作にして 流石のストーリーテラーっぷりを これでもかってくらい 立て続けに並列に 淡々と発揮してるんだなぁ
全ては 金にしか固執できない哀しみを
些細な過ちや綻びが まるでドミノが巨…
このレビューはネタバレを含みます
絵もだけど音にこだわりを感じた。
足音や鉄格子のしまる音が物凄く重厚で、
BGMを鳴らしっぱなしの映画や登場人物が賑やかな作品には無い魅力ですね。
話の方はというと、どこまでも理不尽でどこまでも落ち…
金。 すべて金の仕業。
偽札を偶然手にしてしまったことから破綻の人生を歩むこととなった男。
人の表情、街の雰囲気など 何から何まで無表情のまま淡々と物語は進んでいきます。
まさか"カネ…
たった一枚の紙切れが、誰かの人生を狂わせている。
一枚の偽札。
悪ガキが作った無価値の産物。
一枚の偽札。
人を欺くために作られた無価値の産物。
一枚の偽札。
人を狂わせる無価値の産物。
ロベ…
少年が小遣い稼ぎのためにカメラ屋に持ち込んだ贋札が様々な人の手に渡り、人生が狂っていく様を独特の冷ややかな視線で表現したロベール・ブレッソンの遺作。カラー映画。80年代~90年代に批評的に最も支持さ…
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人間の顔から表出するものを徹底的に排除したいという欲望が、首から下を写すキャメラに反映されている。
唯一人間的な感情が漏れたのは、子供が死んだことを伝える手紙を見た男が枕を濡らすシーンか?
人…