この作品で描かれる1970年代のフランスやキューバ、チリ、スペイン等の政治・歴史的知識がほとんど無いのでネットで軽く調べつつ鑑賞しましたが、殺伐とした描写は一切なく、ほのぼのとした雰囲気で小難しい説…
>>続きを読むキューバでフィデルに興味を持ち、前から気になっていたこの映画を借りた。
雰囲気、テーマ、ミニシアター感、知的好奇心を満たしてくれる感じとても好き。
結果的にこの映画で、今まで全く知らなかったチリ…
裕福で不自由ない暮らしを送っていた少女が共産主義によって翻弄され、成長していく物語。
しかめ面の健気な少女がストレートな感情で共産主義の幻影に立ち向かう様子は、監督の思惑の投影そのものであるかのよ…
このレビューはネタバレを含みます
両親の政治的な思想に振り回される女の子、というテーマが面白い。アンナの目を通して描かれることで、大人たちの「それってどうなの」ということが直球で見えてくる。
主人公アンナの、不機嫌な美少女っぷりがよ…
今じゃ埃をかぶってしまった20世紀に起きた共産主義ムーブメントを、一人の女の子の視点で描ききる
外で何かが起きているけど、主人公に見えるのは世界の断片でしかない
それでも必死に理解しようとする
ハ…
✔︎
共産主義とか五月革命とか、何が起こっているかよくわからないけれどとにかくそれらのことに真正面から向き合って理解しようとする女の子の姿が健気だった。そうやって子供ながらも大人たちの言っているこ…
勝手な大人たちに巻き込まれて、アンナはいっつも膨れっ面。分からないことは知りたいし、言いたいことは言いたいし、本当に自我が強い子だな〜と思って見ていた。「キョーサン(共産)主義」「ダンケツ(団結)」…
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