色彩が綺麗で、くすみがノスタルジックで、男と女がポエジーで、波の音が心地良く、穏やかな気持ちになる一方で、突然環境音が静寂を引き裂いたり、感情を制御できない苛立ちや不安感にこちらまで巻き込まれるよう…
>>続きを読むゴダール初心者なので比較的評価が高いものから見てみたいと思っていてCSで放送があったので視聴。
独特な映像に引き込まれたりはしたんだけれど、読んだあらすじほどは理解出来なかったし、そういった作品では…
このレビューはネタバレを含みます
商業主義にカムバックして3作目になっても、相も変わらず毛沢東と資本主義のことを言い続けるゴダール。
考えることを怠けている人間を糾弾したい彼の想いは十分に伝わるのだけど、さすがに厄介もののジジイの…
このレビューはネタバレを含みます
展開が遅くて眠くなる→おっぱい出てくる→目が覚めるの繰り返し。何も予定がない夜とかに、おっぱいが本体のコメディとして(良い意味で)無意味な時間を楽しみたい時におすすめ。最後に「小品映画にささぐ」とあ…
>>続きを読む【第40回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
ゴダールのまだストーリーがあったころの作品。『気狂いピエロ』と『イメージの本』の間という印象。言わずとしれた古典小説『カルメン』が原作で、当初はイザベル・ア…
「カルメンという名の女」
意味のわからない映像さえも魅力に変えてしまうのがゴダールの力量。破茶滅茶、カオスとはまさにゴダールのためにあるような言葉。彼に憧れて駄作と呼ばざるを得ない作品を生み出して…