ゴダールマラソン。
前作に引き続き、物語の体裁を取ってないのだが、映像と音と台詞の混ざり方、美しさは際立っていた。波の映像とアンダーヘアとオーケストラの演奏が印象的。
本人も登場してやりたい放題やっ…
カルメンの陰毛が前面に出過ぎてヤマアラシが出てきたのかと思った。後期ゴダールによるフィルムノワールの商業オマージュといった感じ。ゴダール映画のなかでも特にファム・ファタル感が強くてストーリーもわかり…
>>続きを読む全て劇のよう
劇のような銃撃戦 劇のように恋に落ちる
劇の外側の人々は新聞を読んだり、清掃を続ける
一瞬で恋を掴んで次のタイミングでは手放すお嬢さん、一方掴んだままの男。
パラパラとページを捲る…
銀行強盗をした主人公が、そこの警備員と銃撃戦を繰り広げ揉み合ったり何だりしている内に恋に落ち……という作品でした。
前衛的なモノも振り切るとシュールと不条理に行きつくのかな?と思えるくらい、唐突な…
音響と画面はシンクロするもの、なのにサントラはぶっ混むと観客の心理に影響するもの、という固定観念を気持ち良く裏切られる。音と画面は剥離し、サントラだと思ってた四重奏の演奏者たちはシンクロしたまま画面…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「私とあなたの中に恐ろしい波を生む」
1:1.33の画面に美しい映像が映る。銃撃戦すら映画的で見惚れるほど。象徴的に入る波打ち際のカットに弦楽の美しい音色、音楽の止め方も斬新。波の音で会話を消すと…