押し寄せる新しい波に翻弄される市井の人々、抗えない不条理、そんな日々の中で見出だすささやかな喜び。決して重くなりすぎず軽妙さすら伺える筆致に心酔。
新藤と組んでない時の乙羽信子たまんない。傑作。スゲ…
東京から大阪へ左遷され、住む所を探していた主人公が舞台となる宿「酔月荘」で暮らす事になり…という所から話が始まる。
宿で働く人々や住人、芸者のうわばみやお針子のどうにもいかない生活がとても丁寧に描…
1954年も2020年も、根本に流れるものは変っちゃおらんね。
「僕は人間を信じていたいだけなんだ」なんて、綺麗事で飯が食えるのは男だけ。もしこの映画が公開当時にヒットしなかったのであれば、それは…
川崎弘子も水戸光子も…、歳取ったなぁ…。しかし、歳取っても川崎弘子には若かりし頃の面影がある。
佐野周二が持ってるフランスの懐中時計が欲しい。
「僕は人間を信用したいだけなんだよ」
「金、金ばかりだ…
佐野周二が逗留する宿の造作が見事。網代の壁、タイルの洗面…
夜の美しさ。
お金から逃れられない庶民の暮らし。人間らしさを求める善意のインテリ佐野周二は、女中や芸者に精一杯寄り添ってるんだが、そこに…
なぜかはよく分からないけど、かなり最初の方でこの作品はすごいと思った。とにかく映像が美しくて(きれいなものが写っているわけではない)感動。つらい部分もあるけど、一つ一つの場面が美しいので見ていられる…
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