このレビューはネタバレを含みます
僕は子供の時からいつも親父と暮らすのを楽しみにしていたんだ。それがとうとう一緒になれて、親父に死なれてしまって。でも良かったよ。たった1週間でも一緒に暮らせて。その1週間がいままでで一番楽しい時だっ…
>>続きを読む音声の状態が悪くて聞き取れない箇所がいくつもあったが、撮影の美しさ、構図のとり方が素晴らしい作品だった。親子関係を丁寧に繊細に描いている。終盤、お父さんと何度も呼ぶ声がとても切ない。前作同様この作品…
>>続きを読む(あらすじ)
妻に先立たれ、男手一つで息子を育ててきた金沢の教師・堀川(笠智衆)は、修学旅行の事故の責任をとり辞表を出す。息子を連れて故郷の長野県に戻った堀川は村役場で働くことになる。息子の良平(津…
傑作
教科書的な父親像に最初は乗れなかったけど、もはや絵画な圧倒的に美しい親子釣りショット、そこからの反復で一気に引き込まれた
今の時代ではあんまり描かれない親子像で面白かった
小津流というもの…
巨匠小津監督の1942年の作品。
見事だ。涙がじわりと溢れ出る。
とりあえずこのころの小津監督の映画には、小津調と呼ばれる独特の棒読みのような台詞回しや台詞ごとに人物を切り替えて映すようなカメラ…
まだどこかつるりとした面影を宿した笠智衆
父と息子とで感情が動く瞬間は別々の時であること
どれだけ距離を詰めてみようとしてみても父息子の間にある空洞は絶対的であり、その空洞にはただただ一方通行…
松竹株式会社