笠智衆、原節子、淡島千景、佐野周二など往年の大スター達が銀幕で繰り広げる家庭劇。
「最近の若い人は」「子育ては難しい」的なセリフがあると、八十年前にも現代と同じような営みが繰り広げられていたことを…
原節子さん追悼で観た。
小津の紀子三部作のひとつ。
家族の接続役をやむなく背負い結婚せず生きてきた女性が、家族の為に決断を下すまでの物語。時間が移ろい、離れ離れにならざるをえない「家族」という形の…
2022年7月31日
映画 #麥秋 (1951年) 鑑賞
嫁と姑で結婚を決めるとは、しかもその後に「アンパン食べる?」
なかなか渋いシーン
#杉村春子 先生はこの時既におばあさん役をやられてた…
最高食いもん映画ですね。あんぱんもそうですし、トロ食いたい発言や、天ぷら食いに行くなど、食が人の繋がりを描いています。夫婦喧嘩をして嫌がらせににんじんばかり食わせてやったとか思わず爆笑でしたね。なお…
>>続きを読む小津作品をスクリーンで。
それだけでも素晴らしいことです。
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家族の物語。
「いまが良い時なのかもしれないね〜」っという、家族を想う老夫婦の言葉が響きます。
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いまの時代だと、
セクハラ、パワハ…
このレビューはネタバレを含みます
特に大きな事件の起こらない日常を描いた映画は他にもあるけれど、この『麦秋』ほど淡々と日常を描いているのにも関わらずドラマチックで引き込まれる作品はないと思う。
誰かが亡くなる描写もなければ、失恋シー…
省略されることのない原寸大の日常を描く。
小津安二郎の作品は家庭の中にカメラを向け続ける事で、変化(結婚や死などの家庭内の変化だったり、時代と共に移り変わる家族の形態の変化だったり)とその哀愁を描い…