患者の苦しみに寄り添い、自らの無力さを傷みにする若き医師の成長。憔悴し、ヘトヘトになるまで黒澤監督に鍛え上げられた加山雄三のギリギリの演技。若き医師の苦悩を見守る赤ひげの俯瞰の高さ、それを更なる俯瞰…
>>続きを読む人生をこの人のように生きたい、そんな師匠みたいな人に出会って変わっていく主人公の、清々しい気持ちが伝わってきました。
語彙力が乏しくて、何と言葉で表せば良いかわからない気持ちが右往左往してるけど、…
人間の良心を見つめるような作品。心が満たされる。
大体の人は良心があるけどそれに従って行動するのは簡単じゃないことがある。プライドとか無知とかそういった障害が邪魔をする。
監督の作るキャラクターは…
このレビューはネタバレを含みます
2022.79 *166
舞台は江戸時代で、映画公開は60年代だけど、この映画は恐ろしいほどの現代性を持っている。
たとえば、
・貧困と無知は政治の問題だということ
・1人の患者と向き合うことの難…
このレビューはネタバレを含みます
すごい、三時間があっという間。圧倒的なキャラクター造形、オムニバス的で緩急のある物語、「ここぞ」という時の長回し、テンポを作る俊敏なカメラワーク、そしてもちろん役者たちの骨髄まで染み付いている演技の…
>>続きを読む「もういちど言う。 お前は後悔するぞ。」
「試してみましょう。」
何度観てもこの感動は劣化しない。
そして観るたびに新たな発見がある。
今回は、撮影当時まだ15歳だった二木てるみ(おとよ役)の演…
医療ドラマ時代劇だけど、これは愛や愛情のお話。時代は江戸時代だし医療がとても発達しているわけではない。だからこそ、治療するという事、看取るという事、病気から救うという事。人を診るという事がどういう事…
>>続きを読むいやはや、とんでもない作品。
もちろん、いい意味で。
なんか、もう、スケールからしてダンチ、もとい、レベチ。黒澤明作品からひとつ選べと言われたら、小生は迷わずコレ。気合いの入り方がちがう。エンター…
このレビューはネタバレを含みます
「私もいいこだから、薬を飲もう」って言ってあーーって口開ける加山雄三がズルイ!ニクイネ!ミツビシ!って言いたくなるね
「俺はこじきがスカねぇ、人に頭をペコペコペコペコさげて、男のすることじゃネェ」こ…
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