令和5年1月10日
映画 #早春 (1956年)鑑賞
高度成長期、満員の通勤電車、丸の内のオフィス、ハイキング、不倫、労働組合、転勤、結核、煙草、酒・・・
今じゃあまり見なくなった昭和の光景が満…
ほとんど出てこない笠智衆演じる小野寺さんの台詞がシンプルでとてつもなく心に刺さる。
「間違いはお互いが努力をして小さいうちに片付けろ」
キャンセルカルチャーが横行するこの世の中で、人間はいつの間に間…
これは!
セリフを全部ノートに書き起こしたい衝動にかられる。会話がさっぱりしていておかしみもあっていいなー。みんな率直でシンプル。きわどい話もあっけらかんと相手の話をへんに解釈したりすることなく、そ…
〜新文芸坐「モノクロ映画の美学」特集〜
ダークサイドオブ小津安。
と、までは言わないにしても、初見の本作は意外な発見に満ちた至福のスクリーン鑑賞で御座いました。
若い時分にはさっぱり入って来なか…
子供を亡くしてから妻との間に倦怠感を持つ丸の内勤務のサラリーマンが、職場の同僚と不倫関係に陥る物語。
現代の不倫ドラマと比較すると牧歌的な描写が目立つ。無頓着な夫と堪える妻という構図や、シャツに付…
最後の岡山に着いて、2人が同じ方向を見ながら『これで良かったんです』のシーンは心残り満載で鬱屈とした気分にさせて終わる
奥さんは旦那さんが不倫したことをわかっていながら決して自分から言わずに帰りを待…
妻•淡島千景がいるのに、同僚•岸恵子と浮気だと?
蒲田から丸ビルに通うサラリーマンの悲哀、夫婦のすれ違いと再生を描いた作品。主人公がなかなかの傲慢亭主ぶり。共働きというのに、自分の帰宅時にご飯が出…
そもそもなぜ本作に『早春』というタイトルをつけたのだろう。紀子3部作の『晩春』はまさに嫁ぎ遅れの娘紀子(原節子)を主人公にした名が体を表す映画だったが、『早春』というタイトルにあてはまる登場人物は、…
>>続きを読む子供を亡くし倦怠期を迎えた夫婦、サラリーマンの夫は毎日顔を合わせる仲間の女性と一夜を共にしてしまい・・・というストーリー。
監督には珍しい不倫というテーマで、しかもメインキャストもいつもと違うので…
松竹株式会社