売れない歌手ヴィリー(ハンナ・シグラ)は裕福なユダヤ人音楽家のロベルト(ジャンカルロ・ジャンニーニ)とスイスで愛し合っていたが、ある日、ドイツを出られなくなり、第二次世界大戦が始まってしまう。やがて…
>>続きを読む 第二次大戦中、敵味方の区別なく愛されたヒット曲「リリー・マルレーン」とそれを歌ったドイツ人女性のお話。監督は西ドイツに生きた鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー。
ファスビンダーは久しぶり…
ただでさえファスビンダー映画は説明がないのにこの映画ときたらドイツのWW2戦前から戦後までをたった2時間で駆け抜けるものだから映像は暴走機関車のように爆走しすぐに誰がどこで何をやってるのかわからなく…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1981年の公開当時、ユダヤ陰謀論として批判されていた本作だけど、時代と階級と悪とは何か?を抉り出している傑作では?
労働者階級のビリーがうたうラブソングが翻弄され、あるときはただの愛の讃歌、あると…
第2次世界大戦中のドイツで人気を集めた女性歌手ララ・アンデルセンの♪「リリー・マルレーン」をモデルとするライナー・ベルナー・ファスビンダー作。
4Kデジタルリマスター版が上映中ですね。
チューリッ…
最近見始めた『ベルリンアレクサンダー広場』にしろ、本作にしろ、70年代後半のクロニクル映画の方が、ジャンルとしてのメロドラマに近接してる。
キャンプな要素が全面に展開され、ショットも編集も過剰。
ヒ…
ファスビンダー晩年の作品。
第二次世界大戦真っ只中のドイツとスイスを舞台に、様々な人物の思惑により翻弄される恋人同士の顛末を描く。
ユダヤ人の音楽家であるロバートは、父の立ち上げたユダヤ人救済を目…
ネタバレ
陳腐ながら次第に奇妙珍妙な演出のとりこに
どうしようもなく時代がかかった古臭い雰囲気(とはいっても1981年作!!)、陳腐なシナリオ、洗練されているようには見えない役者陣の演技、原始的と…