【黒澤映画 3/30】
黒澤マラソン3本目は「一番美しく」
デビュー作「姿三四郎」娯楽作品と違い、ガッツリ戦意高揚系でしたー。戦時中だし、検閲もあるし、仕方ないですよね…。
女子挺身隊=主に未婚…
黒澤監督が戦時下において描いた女子挺身隊の実像。プロパガンダ映画である。
いわゆるプロパガンダ映画ではあるが、プロパガンダ映画の元来の機能としてそれは「反戦映画」にも働きうる。プロパガンダ映画はも…
まっすぐ物事に打ち込む女子工員達は確かに美しい。
けれど、違和感を感じる程過剰に描かれる彼女達の献身の精神からは、プロパガンダ的制約を逆手に取った黒澤明の皮肉を感じる。
決して反戦映画とは言えないん…
黒澤明監督第2作目。
1944年公開で、これまた戦時中の作品です。軍需工場で働く女性たちを描いており、姿三四郎とは大きく異なり、リアリティを追求したドキュメンタリーのような作品になっています。この…
このレビューはネタバレを含みます
バレーボールシーン楽しい。1944年黒澤明。40年代でこうしたカット多用は自分の浅学の限りでは珍しい印象。戦中の女子挺身隊のお話。
ただ軍や情報局が関わった国策映画の中ではコレどうも巧くない。日本の…
ほとんどプロパガンダに近い作品ながら、軍需工場で働く女性たちの喜怒哀楽を美しく描いたクロサワ初期の佳作。
しかし、ノルマを男性の半分と言われれば、せめて3分の2に引き上げてくださいと抗議したり、病で…
軍需工場で働く少女たちの日々を描く黒澤作品。
現代の感覚では、病に倒れても両親が亡くなってもお国のために働き続けたいっていうのがよく理解できないので、どうしてもプロパガンダ臭がします。
序盤、工…