先の見えないイカダの旅。食糧もなく、度々先住民に襲われながら、一人一人と倒れていくその姿は、見ているだけで辛い。
全編ロケで撮られたこの映画、きっと作り手側が本当に辛い状況が、そのまま出ているのだろ…
ピサロが派遣した探検隊。アマゾンでインディオを引き連れ、黄金郷を目指す。
先住民の襲撃や裏切り、飢えで精神が次第に蝕まれていく一行。アギーレは彼らとは違い、野望があり全編に渡って狂気染みている。
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命がけで撮られて、桁外れな労力で作られたことが、開始数十秒でびしびし伝わってくる。
アギーレを見通した視点そのままを見ているようで、人の意思のもとで作られた画だってことが、希薄と言うか、透明だった。…
16世紀の衣装をまとったコンキスタドールがドイツ語をしゃべりながらエル・ドラドを目指して筏でアマゾン川を探検する。圧倒的な野生の前に呑み込まれていく人間(というかキリスト教圏の白人)の狂気の行方が描…
>>続きを読むヴェルナー・ヘルツォーク監督の出世作。スペインの探検隊がエルドラドなる黄金郷を目指してアマゾンの奥地を彷徨う話。冒頭の森の崖の道なき道を行列が進むシーンから圧倒される。筏による川下りのシーンにしても…
>>続きを読む黄金郷エルドラドを目指してひたすら密林を川下り!を鬼畜ジャングルロケで撮影し「地獄の黙示録」に多大な影響を与えた映画。
イカダや船でジャングル川下りをしているだけで魅力的な映画になってまうからな。川…
自然の無意味性がアギーレの狂気と同化してしまう上に、恐ろしく強固なものとなって周りにいる人間、ひいては観客にのしかかる。
絵の力が言うまでもなく強いし、印象に残るのだけれど、この映画の中では同じくら…