宮川一夫の見事すぎるカメラワークに加え、"銀残し"という彩度の低い現像手法による独特な色調の映像美と、市川崑による確かで巧みな演出が結実した超一級品。
ラスト(終わり方、完マークの入るタイミング)の…
原作を昔読んだが、細かいことは覚えていないので映画がどれほど原作に沿っているかわからないが、これほど気が滅入る家族の話だったろうか、と思った。そもそも父親が再婚しなければ良かったのに、時代的に再婚が…
>>続きを読む幸田文の自伝的小説の映像化作品。ドラマに出てくる、森雅之が演じる小説家の父親は幸田露伴がモデルになる。
原作は未読だが、物語の途中にある関東大震災は省略されている。
当時の不治の病である結核ものだが…