結核になった出来の悪い弟の面倒をみるお姉さんの話。公開は1960年だけど大正時代のお話。今に見る甘ったるい姉弟の話しではなく、家庭がなかなか一つにまとまらず甘やかされたせいもあり、非行に走ってしま…
>>続きを読むこの胸のね、ここが腐ってるんだよ僕は。
ほら、聞こえるだろ。こうやって叩いてみると、いかにも空洞という音がするだろ。
【感想】
主人公は姉げんでありながら物語の中心は常に弟碧郎にあり、それは本作の…
幸田文の自伝的小説を市川崑が映画化。
銀残しというのは、現像で銀を処理する工程をあえて省くことにより、彩度が低く、コントラストの強い映像にすることだそう。「セブン」の世界だが、映画の元祖はこの宮川…
原作を昔読んだが、細かいことは覚えていないので映画がどれほど原作に沿っているかわからないが、これほど気が滅入る家族の話だったろうか、と思った。そもそも父親が再婚しなければ良かったのに、時代的に再婚が…
>>続きを読む脚本家 水木洋子さんを知りたくなって。昔見た時は 地味だなーと特に印象に残らず。今みると大分違う。
山田太一や向田邦子に通じる 家族ドラマの先駆けのよう(ギスギスした きしみがメインというか)ケア…
やんちゃな弟にヤキモキする姉。ある日、弟に病魔が…
粗暴な振る舞いをしていた弟が寝たきりになった事で姉や継母への振る舞いを悔いる姿が泣ける。
岸恵子の川口浩への啖呵は無理してる感があって可愛…
モンペとヤングケアラー、一難去らずにまた百難
ここではモンペという分かりやすい単語を使ったが、実際は時代も今と違えば実母でもない、病気やら宗教も絡んでいて複雑な関係性が姉弟とあったのだと思う。モン…
金か家族か健康か、この3Kのうち人間どれかしら悩みがあると言うけれど、全部に該当するじゃん、この作品。こういう共感ポイントありまくりなのも却ってキツい鬱映画。原作未読なんだけど、キャストはホントにこ…
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