幸田文の自伝的小説を市川崑が映画化。
銀残しというのは、現像で銀を処理する工程をあえて省くことにより、彩度が低く、コントラストの強い映像にすることだそう。「セブン」の世界だが、映画の元祖はこの宮川…
原作を昔読んだが、細かいことは覚えていないので映画がどれほど原作に沿っているかわからないが、これほど気が滅入る家族の話だったろうか、と思った。そもそも父親が再婚しなければ良かったのに、時代的に再婚が…
>>続きを読む脚本家 水木洋子さんを知りたくなって。昔見た時は 地味だなーと特に印象に残らず。今みると大分違う。
山田太一や向田邦子に通じる 家族ドラマの先駆けのよう(ギスギスした きしみがメインというか)ケア…
やんちゃな弟にヤキモキする姉。ある日、弟に病魔が…
粗暴な振る舞いをしていた弟が寝たきりになった事で姉や継母への振る舞いを悔いる姿が泣ける。
岸恵子の川口浩への啖呵は無理してる感があって可愛…
モンペとヤングケアラー、一難去らずにまた百難
ここではモンペという分かりやすい単語を使ったが、実際は時代も今と違えば実母でもない、病気やら宗教も絡んでいて複雑な関係性が姉弟とあったのだと思う。モン…
金か家族か健康か、この3Kのうち人間どれかしら悩みがあると言うけれど、全部に該当するじゃん、この作品。こういう共感ポイントありまくりなのも却ってキツい鬱映画。原作未読なんだけど、キャストはホントにこ…
>>続きを読む最近、どうしようもない家族の映画を立て続けに観て、今回もそのパターンかと思って観ていたら違った。
誰しも命が終わろうとしているとお互いが優しくできるものだ。
ただこのラストがわからない。昔は大体が9…
このレビューはネタバレを含みます
-2024/6/17(月)-30
市川崑監督作品、98分、U-NEXT
銀残しという撮影技法が初めて使われた作品。渋い色合いの映像を見ることができた。
母親はかなり嫌な性格だった。見ている人を不快…
姉のキャラを演じた岸恵子さんの、子どもっぽさと気の強さを持った感じの役がすごい魅力的。一見気の強そうな性格が前に出るが、実は「献身的」という言葉がすごくあってるのだと思う。
それが姉のげんのキャラと…