おとし穴の作品情報・感想・評価

『おとし穴』に投稿された感想・評価

3.6

今までみた映画の中でもっとも不気味な殺し屋。無言の田中邦衛。
この世のものでない者たちが賑々しい廃坑。ストーリーがとりわけて面白いという訳ではないんだけど音楽の力で盛り上がる。素晴らしい。
観世栄夫…

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このレビューはネタバレを含みます
20250507

減衰の無い奈落を静かに描く。人間味の望遠・俯瞰。動きに敏感に反応するしなやかなカメラ。活字が見えてくる。
tennya
3.3
白いスーツを着た男の人がゆっくりと追いかけてくるシーンの緊張感がすごい
やはり幽霊やらバケモノやらそんなものより人間が1番怖い

安部公房 原案、脚本
勅使河原宏 監督作品


2人の炭鉱夫A(井川比佐志)B(大宮貫一)はAの幼い息子(ロケ地の子供)を連れて、きついヤマから逃げ百姓を騙して飯にありつきながら一軒の労働下宿(…

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am
3.7
終わりの後味が悪い
中盤の面白さはよかった
シニカルに陥らず野暮ったくもない。諧謔性と絵面のバランス。ATG。おもしろい!

原題『おとし穴』(1962)

監督 : 勅使河原宏
脚本 : 安部公房
撮影 : 瀬川浩
編集 : 守随房子
音楽 : 一柳慧、高橋悠治、武満徹
出演 : 井川比佐志、田中邦衛、佐藤慶、金内喜久夫…

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特集 日本文学と映画 35mm

「おとし穴」は、安倍公房の原作・脚本の1960年のTVドラマ「煉獄」を、1962年に映画化したもの。予告編は、本編に含まれていないシーンもあるので貴重だが、田中邦衛が演ずる殺し屋Xの本編未収録の殺人…

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勅使河原プロ第1回作品。勅使河原宏の長編第1作。北九州の炭鉱で起きた殺人事件。二つの組合が対立する労働争議。安部公房原作脚本のシュールな作品。

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