ドライヤー円盤買いすぎてやばいな😅
19c後半契約的結婚から恋愛とか心の結びつきにと変わる過渡期の愛のお話。詩と音楽との芸術を通して。
でもパートナーに対する「そういうことじゃねえんだよ!」の感情…
御年75歳で撮った遺作。
老いに向け励まされるような作品ではありません。
十代の乙女じゃあるまいし、私が最優先じゃなくちゃイヤ!って、ちょっと辟易します(女優が四十過ぎに見えるんですけど、それとも…
愛が消尽したあとになお残る全ては記憶に。
意味が剥離して声がただ心地よく響くのは詩。
椅子に腰掛け、話し、立ち上がり、背後に廻り、話し、椅子に腰掛け、永遠に目線は交わらず、話し、立ち上がり、背を向け…
カール・ドライヤー監督の遺作…。
奇妙な程に徹底した"交わらない視線"…距離は近いのに交わらない…近くにいるのに、こんなにも遠い存在…。
男と女は話しながらゆっくりと移動…カメラはそれを追いかけ…
『奇跡』の視線も盲目かと思うぐらいどこ見てるか分からなかったけど、本作の主人公は盲目的性格による迷子になった目。それが最後に交わる切り返しの浄化に感動した。誇大なのに心が死んでる人間しかいない世界。…
>>続きを読むのっぺりとリズムがない、脚本にも魅力を感じられずで面白くはない。彼/彼女らが愛を語り、求めるほどに愛は遠ざかり、交わらない視線が男女の断絶をいっそう引き立てる。それは誰もが理想の愛をつくりあげ、結局…
>>続きを読む(c) Danish Film Institute