ヌーヴェルヴァーグらしい、知性の滲む晦渋な哲学会話劇が私は本当に好きだな~と再実感。清々しい程軽快なカット割りと映さない独特のフレーミングも涎もの。素人のモデルを起用してまで感情を抑制した演技にこだ…
>>続きを読む厭生的な青年シャルルの静かな絶望と、ある種の悟り。理想も希望もない、あっけない幕切れ。
政治に宗教、環境破壊、繰り返し繰り返し、どんどん煮詰まっていく人間のエゴの普遍性を突きつけられる。
映画が…
死に向かいゆく生に耐えきれなくなった、ということ。彼のように美しくも聡明でもないが、10代の頃からこの恐怖には覚えがある。あの言い知れぬ感覚を形にしてくれた、と勝手に受け止めた。彼のような死を選ぶつ…
>>続きを読む映像のために作られた、美しい青年たちの暮らしと、今の私たちの世界と地続きの環境破壊の映像が、1本の映画の中で続けて映されるのが、違和感を感じて面白かった。
シャルル、モテるのわかる〜笑
だって美し…
海外映画、顔覚えられない人間からすると話の難しさの前に誰が誰だか分からなくて辛かった…。もっと見分けやすかったら本題に集中できた…。
シャルルという青年が恵まれているにも関わらず…というより恵まれ…
神から与えられた自然を、人間が搾取することは当然であるというキリスト教的な「予定創造」の思想から脱却し、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』をはじめとする自然保護の思想が高まりをみせた1960年代。
…
登場人物の関係性がつかめないままシャルルの行動に身を委ねていると、それまで彼が出会ってきた物事が何もかも虚しく感じられて、どこか納得させられてしまう物語に唸った。
退廃的なムードが漂う中、この映画の…
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