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死への欲動、タナトス、デストルドー
政治参加や宗教、肉欲、精神分析に傾倒しようとするも満たされない主人公の苦悩と孤独により増幅していく虚無感が、アントワーヌ・モニエの憂いを帯びた美しさ…
filmarks初日満足度3位という反応に困るアオリ文がポスターに貼られていた。トー横キッズの話?熱気でおぼろげな意識の中アザラシ撲殺と不規則な大音量パイプオルガンの音は脳裏に焼き付いている。手と脚…
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シャルルはなぜ自殺したのか
死に至る決定的な理由はないと思われたが死を選んだ理由がだんだんと明らかになっていく描き方が秀逸すぎる
「たぶん悪魔だ」と乗客が叫びバスが止まるシーン
ラストで会話半ばで…
頭が良く全てが見えすぎてしまう自殺願望を持つ青年の埋められない虚無感と苦悩
環境破壊や公害、原爆、戦争、生き辛い世の中は70年代のそれもまた今とさほど変わらないかもしれない
コツコツと響き渡る足音に…
1人の若者が時代の進歩に対する代償に対して向き合った時、それはあまりにも自分の範疇を超えていて悲惨すぎた。しかし自分がそれに対して起こせるモーションの限界も同時にわかってしまうから、そこではじめてど…
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人間が死ぬより何よりも
「毛皮になるアザラシの子」が1番衝撃的だった
(無知…)
1977年の映画だけれど
今の世界も同じようなもの
繰り返すのはファッションだけにしないと
(穿いていたパンツがま…
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