美しい。シンプルで古典的な王道の美学。そしてちゃんと怖い。手も絡み足も絡みの地獄。二項対立の乱れ打ちでも構造的でスッキリしている。映るもの全てが良かった。本当に良いショットばかりだったな。特に機能的…
>>続きを読む家政婦が家族を崩壊させゆく話
と一言にまとめられるけど、崩壊までの内訳がどの家族ホラーよりも抜群にこわい。
若き家政婦によるネズミ取りから始まり、一家の旦那を寝取り、子供たちにも魔の触手を広げて…
韓国の映画監督キム・ギヨンと『下女』の存在は以前から知っていて、シネマヴェーラで催された特集上映などチェックしていたのだが、今回が初めて。観て、なんでもっとずっと前から観ていなかったのだろうと激しく…
>>続きを読む確かにこの家はミニチュア見たいな。
いちいち扉や窓の開けるのを映す演出緊張感が続いて良かった。
旦那の外面だけ立派なのを暴いたり結婚してないだけであとは同じでしょとか言うのこの時代に言うのかなり凄か…
簡単に言えば「家政婦は見た。」では無く「家政婦とシた。」なお話、一つ屋根の下、そこに愛はあるのかい?のお話。確実に何かしらが起きそうな階段と何かを起こしそうな殺鼠剤を何度も何度も繰り返し映し、サスペ…
>>続きを読む60年代の韓国映画と言えばイ・マニの傑作『魔の階段』があるが、あれよりもよっぽど魔の階段じゃないか?その階段でさながら蛇女にしか見えないイ・ウンシム(家に入るなりネズミ獲ってるし)がビヨーンと伸びた…
>>続きを読む新居に二階が出現することで、上下の関係(一階/二階、主人/下女)が生まれ、映画を駆動する。ミシンは一階に残り、ピアノは二階へ。妻は一階に残り、下女は二階へ。不協和音は二階から始まり、徐々に一階(=家…
>>続きを読む階段の昇降、ベランダを介した隣の部屋への移動の反復で家の構造をいやでも見せつけられるし、一階と二階を介する階段が不吉さの象徴になるのも納得というか。ピアノの音とミシンの音の対比も面白い。イエでの下女…
>>続きを読む四方田さんの「ブレッソンに匹敵」は言い過ぎかと思うが傑作。
寝とりキチガイ女もの。
『会場みんな結構笑ってたけど、俺かなり怖かった。
だってあいつ窓から全部見てんだもんマジ怖い。
不協和音なミニマル…