とても心にズシンと響く映画。
"人間から良心を取ったら何も残らない。
法とは正義や善悪についての人間の英知、人間の良心そのものであり、良心がなければ文明など育たない。"
そんな事意識して考えた事も…
ステレオタイプな西部劇とは一線を画すとてつもなく暗い話だが、人間の獣性や社会の本質を鋭く抉った傑作。
若き日のヘンリー・フォンダ、やはりピーター・フォンダによー似とる。
ザンパノ(アンソニー・クイ…
西部劇なのに生煮えな展開が続く。町のとある人が殺されたと聞き、私刑しに行く話なのだが、一部を除けば士気も低く、復讐に燃えるというよりかはどこか物見遊山な遠足気分。こんなに気の抜けたテンションの中で私…
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よくできた映画だなぁ。余計なものがないというか無駄がない。
ちょい胸糞だけど…
追記
たしかに今のTwitterと同じ構図だ。
根拠もなく私刑に走って気持ちよくなる。事実かどうかはどうでもいい。
…
脚本が良いんだと思う。牛泥棒だと疑われた3人、追ってきた何十人もが吊すかどうするか議論が始まる。こりゃ、吊してしまってその後の反省の物語じゃ見る側はうんざりだよなと見ていたのですが、追ってきた人間の…
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75分の長くはない時間にいろいろなエッセンスが詰まっていた。
冤罪をメインテーマにして当時から黙秘権を含めた裁判制度があったこと、自警団の存在と実質認められている私刑、キリスト教の存在や寄付の制度…
1942年にアメリカでつくられたウィリアム・A・ウェルマン監督作品。『スタア誕生』の監督さんですかぁ素晴らしい! 牧場主を殺して牛を盗んだ犯人を探すも無実の人を捕まえ私刑に処する同調圧力町人の愚かさ…
>>続きを読む愛する妻へ
事情はディビスに聞いてくれ
僕を助けようとしてくれた
他にも善人は居るが、皆自分を見失っている
彼らを気の毒に思う
僕はじき死ぬが、彼らは罪を背負って生きていく
私刑など間違っているし…
配信にもなくて、初めて見た43年の名作。
牛泥棒の犯人を自警団を組織して探しに行く。
捕まえた3人組は、殺害された牧場主の牛を率いていて証明書もなく、限りなく疑わしい。
保安官も不在で、裁判にもか…