ハネケの長編3作目。
ひとつの事件が起こったことを告げるオープニングから、その事件が起こるまでのそこに関わる人たちの群像劇風の設計。それぞれのピースが無機質に、分断されて散りばめられていて、淡々と繋…
最初と最後で反復されるニュースの解釈が少しでも変わるかもしれないそれぞれの繋がり。フラストレーションの開放が如何にもハネケって感じ。児童養護施設のアンニちゃんが水族館のショーで微笑してるのを見られて…
>>続きを読む人は断片しか語れないし、断片しか理解できない
カットがあまりにあからさまだったのはそういうことか、と
ハネケはわかりそうでわからない、それでいいんだと思った
あとなにかを描くなら、それを示してはいけ…
ミヒャエルハネケの映画ってのは
観た直後じゃなくて
観て日が経つにつれて
どんどん色が濃くなっていくような
徐々にぼやけてた輪郭が
はっきりしていくような映画。
コードアンノウンのときもそうだったけ…
これをもっと早く見ておけばと思うほどに自分の制作に通ずる、というか通じさせたいことが実験されてた。インタビューでの「人はわずかしか見ずわずかしか理解しない。断片こそが見る人の体験に基づいて考えるチャ…
>>続きを読むいいなあ。めちゃくちゃ挑発してきますねえ。銀行で無差別殺人が発生、銃乱射した青年はその後すぐに自殺したという実際にあった事件をモチーフに、殺害者、被害者たちの事件発生までの生活環境をシャッフルで写し…
>>続きを読むめちゃめちゃ凄かった。
エンタメ性はゼロなので、そういうものを求めてみると肩透かしをくらいそう。
ニュースで数十秒放送されるひとつの事件には沢山の人の人生が絡んでいるという事、そしてそんな大きな事件…
このレビューはネタバレを含みます
初期のハネケ作品を最近観てるけど、最近の作品のほうが質が良いというか面白いと思う。この作品は正直退屈だった。
最初にネタバレしちゃうし、謎にマイケル・ジャクソンの話で終わるし、わけがわからない。彼の…