有吉佐和子節が圧巻!映画で描ききれてない部分は役者が補完している印象。観終わってから時間が経つごとにジワジワじわじわ効いてくる。
当時の衝撃は想像に難くないけれど、今でも共感しかない状況ばかりで、…
いやはや、まずは有吉佐和子がすごい。
森繁久彌をちゃんと観るのは初めてだと思う。実年齢より25歳くらい年上の役だったそうだが、改めて、巧い役者だったんだねぇ。あれを対等に受け止められるのは高峰秀子く…
凄い、60歳で80代の痴呆老人を演じきった森繁久彌もさることながら、全ての介護を一手に受けざるを得なくなった高峰秀子の目の演技が半端ない。
ラストのあの顔は明らかに一線先に行ってしまった人こそが見せ…
森繁久彌さん曰く、
演者として老いるということについてはやっぱりまだまだわからないことがある、奥深いものだと。
今でこそ認知症という脳の疾患だと知れ渡っているけれど、当時は何の知識も情報も福祉サー…
凄すぎる。森繁はあんまり好きではない(日本映画好き失格か)のだが、この映画の森繁は異次元すぎる。役者って凄い…。
あまりにも辛い内容で、観るのがしんどかった。妻を亡くして認知症になった森繁をその息子…
このレビューはネタバレを含みます
自分が生まれる前から森繁久弥はおじいちゃんだった。
と思いきや、wikiによると本作当時は60歳とのこと。
いろんな人の葬式に参列してはコメントする係の人ではなく
すごい役者さんだった。
展開の速…
何も言わず二人で白い花を見つめるシーン、学生夫婦のイチャイチャを切なく見つめるおじいちゃん、終盤の木を仰ぐカット。全員が認知症に振り回されてバタバタしている中でふっと差し込まれる丁寧で静かな描写が、…
>>続きを読む@ラピュタ阿佐ヶ谷
奥さんが亡くなったショックで急激に認知症が進んでしまった森繫久彌演じる老人。
現代より認知症についての理解が薄く、選択肢も少ない。
虐げられてきたお嫁さんが義父の介護を主に行…
まだ介護保険制度も存在しない時代、デイサービスは老人クラブと言う名前であり、老人ホームは養老院と呼ばれ、そのような場所へ行く事は、一家の汚点や恥に近く、あまり公にはされなかった。
老人性痴呆症と言…