共産主義者の父が逮捕されて以来父が拷問される様子を想像するようになってしまった少年はある日、母が国に書いた「父は共産主義者です」と密告する内容の手紙を見つけてしまい...というお話
とんでもないカ…
このレビューはネタバレを含みます
アラバールの僕の父と母の幻想
1971年
脚本監督フェルナンド・アラバール。
やたらと中古屋にあったアラバール(わたしの地域限定)モンドカルト作家ホドロフスキーに影響を与えた映画監督、アラ…
ホドロフスキーが、影響を受けた作品とあって、覚悟を決めてみた。
オールタイムベストに入れたい作品となってしまった。
軽快なリズムにのって、悪夢の性と死。
強烈な毒々しさに、惹かれる不謹慎な自分と葛藤…
ブリキの太鼓のように不快でした。
アラバール監督の自伝的処女小説を自ら脚本、監督で映画化。
戯曲、劇をそのまま映画に落とし込んだ形だが絵画でも音楽でも劇でも出来ないことをこの作品で表現している。
…
冷戦下のスペイン。共産主義者で無神論者である父は家族を崩壊するかもしれないと母により密告される。その事実を知ってしまった息子のフォンド。父は死んだと知らされていたが、刑務所で生きていたと分かり、母へ…
>>続きを読むホドロフスキーの盟友ということで気になって鑑賞。非常によかった。
グロテスクな表現という点では似通うが、アラバールの作品にはホドロフスキーにはないフェチシズムを感じた(まぁこの一本しか観てないけど)…