この映画の紹介文にあった残酷で美しいという美しさのほうはよくわからなかったけれど、残酷さとやさしさは感じることができた。
なんだか息苦しくてすごい世界の中で時折現れる大人のホドロフスキーのたたずま…
ホドロフスキーだけど、半自伝的ということもありわかりやすい内容だった。
無神論者でスターリンを愛する父と息子を父の生まれ変わりだと信じる母。話の焦点はアレハンドロから次第に父ハイメへと移り、許し許さ…
彼の過去の傑作のような突き抜け感はないが、幻想的でユーモラスで大らかな作品。南米つながりだからか、小説「百年の孤独」のような摩訶不思議な後味。とはいえ、もちろんショッキングな描写もあるし、「エル・ト…
>>続きを読む黒澤明『夢』を想起しながら観ていた。絵画のような映像だが、エロとグロの極のような場面が錯綜する。具象と抽象と観念的エピソードも交錯。
ホドロフスキー85歳、ホドホドにしろ、というのが総合コメント。
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このレビューはネタバレを含みます
「未来の君はすでに君自身だ。
苦しみに感謝しなさい。
そのおかげでいつか私になる」
年老いたホドロフスキーが、子供のホドロフスキーにかける言葉。
今(現在)の自分を肯定しているからこその言葉だと。…
©“LE SOLEIL FILMS” CHILE・“CAMERA ONE” FRANCE 2013