主人公が薬物中毒で、逆境にある人が描かれていて、撮り方も時折ドキュメンタリーのように手持ちカメラで主人公を追う場面が多かったので、中盤くらいまではショーン・ベイカー作品を観ているような気がしていた。…
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ヨアキム・トリアー長編第2作。美しいオスロの街の風景の中で一人の男の孤独と絶望を静謐に描いた傑作。
薬物依存症の治療プログラムを終えようとしている34歳のアンデルシュ。就職面接のために、8月31…
テーマはずっしり重いのになんとなく掴みどころがない気がするが、そういうところがいいのかもしれない。
センチメンタルバリューしか見てないけど、突然音楽をバンバン流していくスタイルとあの構図は監督のこ…
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自主上映会にて鑑賞。
どうしても直近で鑑賞した『センチメンタルバリュー』と比較しながら見てしまった。あちらが多様な登場人物を深掘りし、観客の裾野を広げているのに対して、本作は麻薬中毒からの復帰を試み…
「僕は34歳だ。何もない」
アンデルシュがかつての親友トーマスに向けて静かに吐き出すこの言葉は、本作の持つ絶望の純度を最も残酷に象徴している。
ヨアキム・トリアー監督が『オスロ、8月31日』で描き…
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