濱口竜介映画の根っこを見たような気分だ。「親密さ」へと繋がり、基調低音となっていく「演じるということ」「対話」「関係性」「偶然」といったワードが鮮やかに浮かび上がってくる。映画として確かな手触りがあ…
>>続きを読む元祖『親密さ』。制作背景と作品世界の境界線の曖昧さ。個人映画の粗雑さが「ならでは」として昇華するラストの手振れ疾走場面に歓喜。フィルム忘れて空港に戻らせるとか性格悪いなぁ思ってたら、案の定濱口さん性…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
記録
荒い画質
カラーフィルム
羽田空港
大井競馬場
松井君の口ずさむ
「この空を飛べたら」
映画を作る映画
タイトルはその作品名
作品の役名の方が本作の主演者の実名というメタ構造。
最…
『何食わぬ顔(long version)』サンクスシアターで鑑賞。濱口竜介監督、ホンマにすごい・・。2002年の初長編作品ということは、この時点でまだ20代前半とは・・😵
8mmやから映像は粗いけ…
制作当時、濱口さん23歳くらいか……
いやーすげえ……
クソーすげえとしかいいようがない
なんかもう既に確立されたものがある。
男女の関係の苦味と、人間の矛盾した感情のままならなさ。その自然さ。
…
映画サークルの学生が作った映画を見るのは初めてだった。濱口監督の映画を見るのも初めてだった。
だから、2020年の今ではなく、2003年の上映会に呼ばれた学生の気分になって見た。
華やかな音楽の代…
サンクス・シアター1本目!東京大学在学中に撮られた8mm作品でちょっと画質は悪いけど、カサヴェテスの影響を強く感じるハマグチ初期の傑作中編。紛失、遅刻、欠員、疾走、到着……電車を起点としたそれらの身…
>>続きを読むショートバージョン。これこそ学生が撮る究極の内輪映画なんじゃないか。取り留めのなさが詩になる。最後の「頭の中のサッカー」のシークエンス、クールすぎるだろ……。
発される言葉ではなくそれを聞く顔がカッ…