余計な記憶
無情すぎる。
時代に阻まれることより、替えのきかない記憶を奪われたことが辛い。
そして、なにより記憶から消された存在になることが辛い。
どんなに寄り添っても、妻が待つのは記憶の中の自分…
文化大革命の影響で、20年も離れ離れだった夫婦。その後夫は名誉も回復し、妻のもとに戻るが、妻からは夫の顔の記憶だけが抜け落ちていた。夫への愛は残っているのに、これは切ない。
夫はどうにか妻に思…
2020年6月5日
『妻への家路』 2014年中国制作
監督、チャン・イーモウ。
この監督さんなら『初恋のきた道』がいい(^^♪
『活きる』も良かった。
1977年、中国。文化大革命終結後。
ルー…
チャン・イーモウ監督とコン・リー主演という8年振りの再タッグによる本作は切なさ一杯の夫婦愛のドラマ。
1957年の反右派闘争、そして1965年から約10年間中国に吹き荒れた文化大革命の嵐によってもた…
このレビューはネタバレを含みます
まず言いたいのは、この作品はとても素晴らしかったですね。
物語はとても切ないが、夫婦の愛は純粋そのもので美しいですし、それに加えて家族愛の修復も丁寧に描かれている。
ストーリーの構成や展開は面白い…
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