ともすればベタベタなメロドラマになってしまいそうな題材であるのに、過剰を排した演出によって、滋味あふれる作品に仕上がっている。
時の政治権力によって罪人して捕らえられ、20年を経て名誉を回復した夫…
怒りだけ記憶に止め行く方へ
(記憶→彼女がどんな世界を見てきたのか→それは語られるものではなかった→酷い現実が思い起こされ辛い→ウチの祖父は認知症になった曽祖父を介護し祖母も認知症になり介護した→…
(ラスト)夫は『手紙を読む人』になることを選ぶことによって妻のそばにいることを決意したと理解。
文句をぶつけるべき人(方という男)も投獄されてしまい、「昨日の常識が今日の非常識」な文革期の中国を…
チャン・イーモウ監督初鑑賞‼️
アジア映画が全般的に苦手な私としたら挑戦する気持ちで😅
多分、この監督を初めて観るならもっと違う作品をお勧めされるのだろうけど、夫婦愛がテーマらしいのでチャレンジしま…
このレビューはネタバレを含みます
ずっと待ち続けている夫の記憶だけ無くしてしまった妻、夫が目の前にいるのに誰だかわからない。二人に流れる時間が会えなかった20年よりも長く感じて切なくなった。文革後も夫婦や娘の心に影を落としているのが…
>>続きを読む文革によって投獄された夫が20年ぶりに帰ってくるも、妻は記憶をなくして夫の顔がわからない状態に。
思い出してもらおうと精一杯のことをしながら寄り添う夫と、帰ってこない夫をずっと待ち続ける妻。
夫…
なんて切ないお話…
初チャン・イーモウ監督作品。
優しいとの作風イメージは持ってたけど、なるほど!優しい。テンポも音楽も光さえも優しさで溢れていた。
文化大革命によって引き裂かれた夫婦、いや家族…
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