『ケレル』も『13回目の新月のある年に』も苦手だったけど本作は面白かった。
詩的だったり哲学的だったりする台詞が多いせいで難解に感じるけど、ストーリーはシンプルでそこまでストレスではなかった。
アン…
ファスビンダー監督の作品を初鑑賞。
テーマは、「生きることの辛さと虚しさ」だと考える。
作中では、様々な背景を持った複数人の男女がテロを起こすために地下組織に所属し活動している様子が描かれる。
彼ら…
有象無象、魑魅魍魎。
流れている音楽、雑音あらゆるものと美しい構図のアンマッチが素晴らしい。
このアンバランスがありながら、一応の体裁を整えてしまうわけであるからさすが。
奇天烈さはあるけれども、…
ドアのベルと電話のベルの音は一緒。
この映画はいくつもの異なる音を同時に鳴らしてしまう映画だが、そのなかでドアと電話だけが、異なるものが異なるときに、同じ音を鳴らしている。
だからベルが鳴ったとき…
『それは子どもに語る
メルヘンに似て
死に向かう生に耐えるための
人々の支えとなる』
現代のメルヘンチックな喜劇。
意味不明?ノンノン哲学的なのがファスビンダーっぽくて好き。
伏線がすごい。
アナ…
ラスト30分からはめちゃくちゃに好き
自分に死が迫っている状態を認識しないまま死に至るのが良い。
偽の関係性を事実であると認識し騙された続けて死に至るのが良い。
自分の持っている性質が自分だけが持…
作中で引用されるブレッソンの『たぶん悪魔が』とタルコフスキーの『惑星ソラリス』は、一つの考えに囚われた者の内面を描く内省的な作品だったが、今作は自己よりも社会に答えを求めるいわば"外"省的とも言える…
>>続きを読む再鑑賞
オープニングだけ見るつもりがそのまま見てしまった。
初見時は下記レビューのように全く理解してなかったが、かといって今も理解してないんだが何故『たぶん悪魔が』や『惑星ソラリス』が引用されていて…
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