2016/09/26
@神保町シアター。嫁舅のプラトニックな関係という題材が、例によってどうしようもなさいっぱいに描かれる故に、家庭劇でありながら、『めし』や『驟雨』よりも『乱れる』や『乱れ雲』の側…
原作で線の細い美人な菊子を原節子が演じることで彼女の見た目はともかく演技も雰囲気も非常に太いことが逆に感じられたり。結局はじじいの老いらくの禁断の恋の話なんだが上原謙が戦争の影響であちこちで中出しし…
>>続きを読むわれ遂に富士に登らず老いにけり
十朱久雄が「子供」の面だと言って渡す能面を杉葉子が顔にかけるとき、斎藤一郎によるきらめくピアノの音がスクリーンにかぶさる。
その響きは、自転車を走らせる原節子が一輪…
初成瀬巳喜男作品。期待し過ぎたのか、やや肩透かしを食らった感あり(ちなみに原作は遠い昔に一度読んだきり)。それでもこの点数に落ち着いてしまうのは、女性を魅力的に撮っているからなのだろう。原節子の美し…
>>続きを読む個人的には「鶴八鶴次郎」の方が好きだけど、共感できるところが多いかどうかの違いだけで、映画としては同じくらい良質なのだろう。たぶん。
一緒に住んでいるのに、バレバレだけど秘密があって、感づいているの…
成瀬監督、山の歌を静かに聞けっ!
原作世界の川端康成
成瀬巳喜男監督。
一見すると小津安二郎のような世界を求めてしまう。
嫁に原節子(「東京暮色」の風情)
義理の父山村聡
息子上…