川端康成の原作(製作当時は未完)を水木洋子が端正に整理し、原作の老いや死を見つめる部分はあえてカット(原作ではかなり不穏な感じで始まるので)、様々な生き方をし始める女性の前で、戸惑う戦後の老人と家庭…
>>続きを読む赤ちゃんでかくない?あの物量感は後に原節子が抱く画のためにきっと。
言うまでもないけど鼻血。並木道は斜めに。
全然大丈夫じゃない状況で、映画であることを意識させる言い回しでEverything's …
平然と浮気する上原謙が最低なのは勿論だけど、息子の不貞を見て見ぬ振りして義娘に何かと優しくする山村聡が実は1番厄介な気も。義父と義娘の一歩間違えれば何か起こりそうな雰囲気が時折あってヤキモキ。舅と義…
>>続きを読む滅多に、というか、まったくないのだけど、この作品だけは原作を読んでいる。原作と比べてみるのも一興かと思うのでやってみる。
まずは原作である。
老境に差し掛かったある男、尾形信吾が、自分の最後を直感し…
歪の住む家。モラハラが法律で男尊女卑が空気。当時、義父と嫁のメロドラマを撮るには、ここまでアクの強いプロットが必要だったのか?成瀬作品での最悪男トップ3は杏っ子、浮雲、そして本作。抑圧された中でもプ…
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