山の音の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『山の音』に投稿された感想・評価

嫁(原節子)を可愛がる義父(山村聡)だが、頭が痛いのは息子(上原謙)が外に女を作っていること。
更に、娘が夫婦喧嘩の果てに子供たちを連れて実家に転がり込んできた。
嫌みの多い小姑だが、嫁は子供がいな…

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juri

juriの感想・評価

3.5

原作の雰囲気とはだいぶ違うようです。

本人は何も悪くないんだけど、菊子は同性からあまり好かれそうにないいい子ちゃんキャラでなんだか見ていてつらい。旦那の修一は元々人の心が分かるサイコパス気質の人間…

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324

324の感想・評価

4.3
擦り切れてる関係。家屋内閉塞感からの公園の広大な画と未来。時々小津。
犬

犬の感想・評価

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最近鑑賞した『めし』『晩菊』に次いで上原謙が最低な役回りを演じていて笑う。血も涙もない上原謙に対して上を向けば鼻血、下を向けば涙の原節子が不憫。原節子からしたら心の拠り所である山村聡の立ち位置が客観…

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cuumma

cuummaの感想・評価

3.6
川端康成の原作とはラストが違います。また、原作より荒削りな表現だと思いました。

夫、義父、義母、小姑…と古い家族制度を、美しい日本の四季と交えながら綴った小説は、映像化するには難しいのかもしれません。
papi

papiの感想・評価

4.0

成瀬の家庭内地獄映画、その地獄の番犬・上原謙がやる気なさそうに素で鬼畜さを光らせ、殺人級ピュアネス節子と真の地獄の魔王・山村聰による人当たりの良い悪魔が自分達の世界だけでキラキラする中へ、巨大な赤子…

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塩田さんの映画術も読んだし、作り手目線で見るぞと意気込んだものの、うちの実家すぎて全然考える暇もなくのめり込んじゃってた
あと上原謙がタイプすぎた
noris

norisの感想・評価

-
やはり唐突な鼻血のシーンこそ、原節子という女優の極致なんじゃないかという気がする。
川端康成と谷崎潤一郎ではその変態性が異なるが、成瀬は、ほんらい変態性とは遠い存在だと思う。
菊子の笑顔のお面が終始痛々しい。
義父の偽善者っぷりがムカつくけど本人何も悪びれない。社会の歪みが人々の人格にまで及んでもう手がつけられない感。なんて繊細な映画。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.5

横暴な夫にひたすら耐える原節子の被虐的な姿を通して彼女に本来備わっていないはずのエロスを醸し出して川端康成ワールドと自分の世界との調和をはかる成瀬演出の見事さ。でも夫を演じる上原謙があまりにも怖すぎ…

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