小原庄助と聞けば身上を潰すのは当たり前だとは思う。全てを失ってのち屋敷でひとり酒していると泥棒に襲われて柔術で返り討ちにする!今までの昼行燈ぶりから傳次郎的立ち回りで本領発揮!(状況は何も変わらない…
>>続きを読む「会津磐梯山」に出てくる小原庄助さんのあだ名で呼ばれる、人の良い、酒好きの男の話。日本家屋と映画の相性ってほんまに良いな、と思いながら観てた。カメラ好き。古き良き日本とモダニズムのアンバランスな融合…
>>続きを読む清水宏♡。聖なる阿呆ものの傑作。仕切りのない日本家屋の中を縦横に移動するカメラや、奥行き方向の画面構成といった語り口を称揚するのは小賢しい。そんなことより、モノクロならではの陽光溢れる田園風景に目を…
>>続きを読むある鷹揚な名家の主人の没落と再生の話。
と言っても大半は明るいコメディ。
それをベースに小原庄助さんと揶揄され慕われる大河内傳次郎のマッチっぷり!
鷹揚で太っ腹で私腹を肥やすより他人の幸せを喜…
村の旧家の杉本佐平太(大河内傳次郎)は、右肩下がりの家計を尻目に、朝湯、朝酒で、村人から頼まれるままに依頼事を引き受けていたが、ついに無一文になって家も失い、再出発の旅に出るですラストが希望をかん…
>>続きを読む家柄より人柄とはまさに。
大河内傳次郎は時代劇俳優のイメージだったが気前の良いとぼけた元地主がかなりハマり役。ついたあだ名は小原庄助さん。
戦後の農地改革による地主制度の崩壊をユーモアと悲哀をもって…
酒と家柄と人の良さに縛られた通称小原庄助さんが紡ぐユーモア&ペーソス。久々に清水宏観たがどのカットもカメラ位置最高だ。ミシン→カメラ左方向移動→金貸しの名刺→カメラ右移動→ミシンの流れもアガる。ミシ…
>>続きを読むこれは滅びの賦である。封建社会の終焉をただただ眺め、寧ろ進んで滅ぶかのような大河内傳次郎の小原庄助さん。芝居気の無い芝居がとても好い。風見章子、飯田蝶子も好い。
部屋の間取りを縫うパン移動はいつもに…