静かに人情そして生と死の狭間を描くことにかけては世界一と言ってもよいナンニ・モレッティの作品だが、これも例に漏れず彼の色がとことんまで現れていた。もう先が長くない母親の存在を前に取り乱し、そして母の…
>>続きを読む監督の自叙伝らしいけど、母に対する思いや介護よりアメリカ人俳優のバリーのキャラが強すぎて誇張しすぎなようにも見えるが、「こういう人いるよなー」と、バリーに対して興味が湧いてしまい観ている側としては「…
>>続きを読むWOWOWの現代イタリア映画特集の一本。
退屈。文芸ちっく。群衆の撮り方は妙に上手いがそんだけ。
顔の表情に委ねすぎだなすべての表現を。
ただ、車を運転しているとこを車外から撮るよくあるショットが実…
虚構を作り出す仕事(映画監督)と
現実をよりよく作り出せない葛藤と。
近すぎる肉親は愛と憎しみが相まって
上手いこといかないけれど、ちょっと離れると
自分の気付かなかった素晴らしい面を知ることがで…
主人公の女性映画監督は、セリフを覚えない役者や諸問題で製作は遅れるし、家族は不和だし、母親は余命宣告されるでなかなかに人生に詰まっている状態を向かえている。中年特有のこの焦燥感や閉塞感は身につまされ…
>>続きを読む© Sacher Film . Fandango . Le Pacte . ARTE France Cinéma 2015