「母と娘」という普遍的なテーマ
ストーリー:仕事のプレッシャー、子どもの心配、去りゆく母への想い──イタリアの名匠ナンニ・モレッティ監督最新作は、誰にでもいつか訪れるその時を、丁寧に掬い上げた感動…
なかなか見応えのあるドラマ。余命いくばくもない母との関係、そして母親としての自分と実娘との関係。本当に ‶母” がテーマ。
そんな中、ジョン・タトゥーロ演じるアメリカ人俳優が浮いているというかな…
モレッティ監督、いつものシニカルさがないです。
自分が母親を亡くした悲しみに溺れたまま映画を作ってしまったのか。。
母の最期という深刻な話に笑いを加えるために米国人俳優のシーンを組み入れたと思われる…
良かった。
非常にまっとうな作品という気がしている。ちょっと変なシーンも(車壁ドンとか誕生日のダンスとかバイク練習とかトイレ行けないとか)さらっとしていて良い。
あとラテン語ってのがなんだかとても良…
もしかしたら所謂泣かせてくる作品かと思ったけど、そんなことなかった。
仕事では映画監督として撮影中だけど上手くいかない
プライベートでも母が入院して弱っていくのに何もしてあげられないもどかしさ
観て…
明日
兄とともに入院中の母親の世話をしている映画監督のマルゲリータ
撮影中の新作映画は、アメリカ人俳優バリーが撮影に参加した途端、思うように撮影が進まなくなる
ストレスが募る中、追い討ちをかけるか…
過去記録メモ
モレッティは、イタリアの良き伝統を体現している監督だと改めて実感する映画。何もかもうまくいかなくなる時の人間の小さな「爆発」をあれほど良く映画に定着させた例を私は知らない。(> 母の前…
このレビューはネタバレを含みます
A.ペルトの音楽の魅せる静謐な高揚感が相応しく映画に聴き映えである。
マルゲリータは労働問題を撮影する社会派映画監督として現実に向き合う最中で、同時に病床に臥す母親とも向き合っていきながら「母」とい…
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