新文芸坐でのアピチャッポンオールナイト上映にて。
個人的に、オールナイト上映で同時に見た『ブンミおじさんの森』『メモリア』と比較して好みだった。それは眠り病というひとつのテーマを扱っていることと、…
オールナイト上映で観たのだが、後半少し寝てしまったのが、残念。
とにかく静と動のコントラストが素晴らしい。現代の生活の中にちょっとずつファンタジーが紛れ込んでくるかんじは村上春樹みたいでよかった。…
眠りによって「土地の記憶」と接続する、という考え方は村上春樹作品に出てくる「井戸」っぽい。タイの風俗的な映像がベースにあるのにもかかわらず、SF的な治療装置が導入されたり、空にゾウリムシがぷかぷか浮…
>>続きを読むかつて学校があった場所に建てられた、"眠り病"の患者が入院する病院。そこは、更に前の時代には王の墓があった土地だった。他者や過去との魂の交信を通じて、覚醒と睡眠、生と死の境界の曖昧さを描く。
本作…
何世をも重ねたラブストーリー。でも、正直いうとアンクルブンミほどの感動がない。アピチャッポンが前に進んでいるのに、僕のレベルがまだアンクルブンミまでしか達してないのかも。全体のコネクト感がしっくり来…
>>続きを読むこれもよかった
地球に漂っている魂が可視化される不思議な体験
一つ一つの映像やセリフや表情はちょっとしたものなのに、全てが合わさって普段は見えていない次元が見えてくるような魔術というか魔法というか
…
アートだ
言葉では言い表せれない、でも自分の中ですごく好きだと感じる作品に出会った
宮崎駿の君たちはどう生きるかにも似たような感覚。
わかったとは決して言えない作品。
何を伝えたいのか、そう…
ぬるめのアピチャッポン。
今までに見た代表作に比べると洗練がなく印象が薄い。
それは、アピチャッポンらしからぬ下ネタの連発や、他作と比べてもよりのほほんとした雰囲気のせいではないと思う。
単純に…
観終わって映画館出たらまだ明るかった。長い睡眠、CPAPで維持される呼吸、排尿バッグ(なんだあのコンドームに接続された尿カテ)、眠り続ける患者の勃起、繰り返される食事のシーン。そして池のそばでの性的…
>>続きを読む© Kick The Machine Films / Illuminations Films (Past Lives) / Anna Sanders Films / Geißendörfer Film-und Fernsehproduktion /Match Factory Productions / Astro Shaw (2015)