ヌーヴォーロマンを象徴するアランロブグリエの監督長編デビュー作。不可解な女の行動や正体、決められた配置で視線だけが同調する群衆、終盤の怒涛の現実を超越した幻想的パラレルワールド展開。完璧に決まったカ…
>>続きを読む序盤は断片ばかりが見せられる。異なる時間・場所のシーンが断片的に切り取られて見せられ、全体像が把握できないのは、女の素性がよくわからない/明らかにならないこととパラレル。
男は女が何者なのか確かめん…
女、恋、妄想、異国での暴力的なまでの疎外感
熱病さながらのこの感じ、わかるわかる
構図、ロケーション、状況設定、たまらなくよい
イスタンブル、チューリップの名の女、木製ブラインド、大きな壁掛け…
1963年、アラン・ロブ=グリエ監督作。
20世紀の世界文学を揺るがした革命的なムーヴメント「ヌーヴォー・ロマン(新しい小説)」の代表的作家だったんですね。
『去年、マリエンバードで』(アラン・レ…
去年、マリエンバートが
わたしは大好きで
この作品もそんな原点を感じた作品!
リンチやら色んな監督がこれまた
影響を受けた今作。
白黒なのにまるでカラーに
見えるほどの美しさ。
美しい映画が大好…
去年マリエンバートでのような洗練はかけている気もするが本作はより不穏でハードボイルド、だが扱うテーマは同様。記憶の廻廊を抜けて生死も超えて女を探し続ける。その地で永遠の足止めを食らう状況は怖い怖い。…
>>続きを読む(c)1963 IMEC